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あくしぇるかの一日 inウズベキスタン

青年海外協力隊として首都タシケントで活動していた助産師のブログ

第1号報告書

JICAボランティアは、決まった時期に報告書を書くことが
義務付けられています。
国の事業ですから、活動を記録、報告することはとても重要なことです。

活動期間中に5回の報告書提出がありますが、
まず1回目の報告書(第1号報告書)は、
活動を始めて3か月で提出することになります。


ということで、ウズベキスタンに来て丸3か月が経ちました。
その間、ブログで活動報告すること、ほぼなし。
それは何を書いていいのやら、さっぱりわからなかったから。

病院に配属されて2か月になりますが、
この間に私がやったことと言えば…
血圧測定5回位
脈拍測定10回位
消毒用のガーゼを折ったこと50回位、以上!(笑)……(泣)

正常の産後病棟に配属されていますが、
ここでは、助産師と看護師、看護助手(サニタリカ)がそれぞれ、
別々の業務を母子に対して行っています。

助産師:母体の観察
看護師:子どもの観察、授乳・育児技術の説明
サニタリカ:身の回りの世話

よく聞かれることは、
「あなたは助産師なの?看護師なの?」

日本では、看護師免許を持った上で、助産師になります。
しかし、ウズでは助産師はダイレクトコースで、看護師ではありません。
看護師は、教育制度が改革され、大学卒の看護師も生まれていますが、
助産師を養成しているのは、医療系専門学校(卒業時18歳)しかありません。

ということで、助産師なのか、看護師なのかは
ウズの医療スタッフの意識の中で、ぱっきりわかれていると感じています。

病院からは具体的にこれをやってほしいという要望はほとんどなく、
病棟からは配属数日目に、
「注射もできないし(注)、言葉も満足に話せない。」
「あなたはいったい何ができるの?」と言われる始末。
(注)JICAとウズ国との間で、注射はしない等リスク対処の取り決めがあります。

ちなみに、私が駒ケ根で勉強してきたのは、ロシア語。
ここで日常的に話されているのは、ウズベク語。
若いお母さん世代は、全くロシア語話せません。
ロシア語で、スタッフに思っていることを満足に表現できない上に、
ウズ語しか話さない母達とコミュニケーションがとれない。

気合を入れて、とにかく病院には通いましたが、
1日何にもしない、何にも話す機会がない日が続き、
正直、毎週金曜日には力尽き、何やってるんだろうと凹んでました。
そんな時に、さらに日本からは地震のニュース。
どよどよどよ~ん、と地底深くに沈んでおりました。

病院に配属される、医療系ボランティアの悲しいとこは、
「言葉が満足に使えないこと」=「知識がない」と思われること。
私の方が持っている医療知識はたくさんあったとしても、
それを伝える手段が乏しいから、「できない」奴だと思われる。
そんな奴が何をしにここにきたんだ…と思われていることが
伝わってくるのは、辛いところです。

手で技術を見せる機会、手伝える機会があれば、また違うかもしれないけど、
今の職場では、それさえない。
その中で、信頼関係を構築することが、なんと難しいことか!


2か月経って、わかったことは…
その1、やっぱりマンパワーとしてここに来たのではないこと。
ここで必要なのは、助産師がやってることを肩代わりすることではないし、
病院もそれを求めていない。

その2、母親とコミュニケーションを取るのに、どうしてもウズ語が必要。

その3、でも私は、ロシア語がしゃべれるようになりたい!

その4、結局、自分が思ったとおりにやるしかない!!


医療系の先輩隊員さんの報告書で、
「隙間産業を見つける」という言葉を読んだことがあります。
言葉としては理解していたつもりでしたが、
ようやくそれが何を意味するのかを実感できるようになりました。
深くて重い言葉です、「隙間産業」。

このまま、ぼーっと過ごすことを選択するのも、
とにかく何かに焦点を当てて、取り組んでみるのも、自分次第。
こんな時、頼りになるのはJICAのバックアップがあるということ。
一人ではどうにもならないことでも、
JICAの協力を得ることで、なんとかなるかもしれない!

ぼーっと過ごすのは、性に合わないので、
なんとか前に向いて進む努力をしていたい。
ようやく、ただただ凹むところから、
一歩踏み出す気になったところで、4か月目突入です。

具体的なお話は、ま、もう少し前が明るくなってから…

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category: 派遣中:2011年上半期

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